もしアドラーが上司だったら(後編)

こんにちは。toccoです♪

唐突ですが、3/20の春分が宇宙元旦だったことをご存知でしょうか。


それに合わせたわけではありませんが、私の人生自体も軌道修正し、新しい方向へと一歩動き始めました。
そのためブログに費やせる時間が減少してしまい、更新が大変遅れてしまいました。
申し訳ございません。
これについては別記事で残しておきたいと思います。

それでは、「もしアドラーが上司だったら(後編)」に入る前に、共同体感覚について平たく理解しておきましょう。

もくじ
1. 共同体感覚ってなに?
2.「縦の関係」と「横の関係」
3. 勇気を循環させる
4. 課題の分離
5. 全ては自分次第
6. 永遠の視点
7. 信用と信頼
8. 頼る、甘える、任せる
9. 後編宿題
10. まとめ

 

 

1. 共同体感覚ってなに?

「人間は牙も鋭い爪もない弱い動物。助け合い協力し合わなくては生きていけない。自分さえ良ければという人は生きていけない。だから、貢献することは最も大切で、貢献できた時に社会の中で居場所が見つかり安らぎを感じる。これを共同体感覚という。つまり、自分と同じように他人も大切にする。」
著書からの抜粋です。

現代の競争社会の中で、自分の利益だけを追い求めている人が多くなっています。
私たちは必ずなにかしらの共同体の中で生活しています。
自分の利益中心に生きてしまうと共同体は崩壊してしまいますし、競争や相手から搾取することばかり考えてしまい周りは敵ばかりになってしまいます。
これって幸せとは程遠いですよね。

しかし、その共同体の中で周りを仲間と捉え、自分が全体の一部であること、全体とともに生きていることを実感する生き方はいかがでしょうか。
幸せを感じるためにはこの感覚、すなわち「共同体感覚」が鍵となってくるのです。

では、「もしアドラーが上司だったら」を用いて、もっと詳しく見ていきましょう。

 

 

 

2.「縦の関係」と「横の関係」

アドラーは、共同体における人間関係を「縦の関係」ではなく「横の関係」で捉えると良いと言っています。
なぜなら、上下関係が出来てしまうとそこに力関係が生まれてしまいます。
自分より上の立場の人の顔色を伺い言いたいことを言えなくなる、否定されるのが怖くて自分らしさを出せないなど、力関係が生じるとその関係はとても疲れるものになると同時に、その関係性は発展しなくなります。

また、アドラー心理学には「褒めたり叱ったりしない」というものがあります。
「褒める・叱る」は上の立場の人が下の立場の人に行うことであり、これは「縦の関係」になります。
そして「褒める・叱る」をされて育ってきた人は、それがないと行動できない人になってしまうのです。
「褒める・叱る」ではなく、「ありがとう」と感謝の意を述べるようにしましょう。

このように「縦の関係」ではなく「横の関係」で繋がることが、共同体感覚の第一歩です。

 

 

 

3.勇気を循環させる

前編で「機能価値」「存在価値」のお話をしたのを覚えていますでしょうか。
ちょっとおさらいしましょう。
自分に「存在価値」がないと思っている人は、必死に「機能価値」を求めて人と競争し焦っている。
一方、勇気(心のガソリン)がある人は、どんな自分でも「存在価値」があるとわかっている。
だから「機能価値」がなくても自分は愛され、仲間がいて居場所があると思っており、過度に人と競争する必要がなくなる。
肩の力が抜けるから楽しむ余裕も生まれる。
競争しないから「縦の関係」も生まれない。

この「存在価値」をさらに高める方法をご存知でしょうか。
それは、毎日誰かを喜ばせることです。
例えば、相手に優しい言葉をかけ相手を勇気付ける事によって「自分が誰かを喜ばせた」「誰かに貢献できた」と自分の勇気が出るのです。
勇気が出る事によって「存在価値」が高まります。
素敵な循環ですね。
相手を喜ばせ勇気を与えることは、共同体感覚を発展させるということを覚えておいてください。

 

 

 

4. 課題の分離

人に貢献しようとしたとき、相手の反応を期待してしまうことはありませんか?
「感謝されたい」「評価されたい」「認められたい」
ここで相手の反応は気にしないでください。
自分なりの善意で相手のためと思ってしたことなら良い、1人相撲でいいのです。

良いと思う行いをするかしないかは自分の課題です。
それをどう評価するかは相手の課題。
このように、自分の課題と相手の課題を分離して考えることを「課題の分離」と言います。
相手の課題を背負うということは、相手を変えようとすること。
これは不可能です。
不可能なことをしようとするから苦しくなるのです
あなたは自分の課題のみを考えればいいのです。

ですが、時には良かれと差し伸べた手を払い退けられるかもしれない、誰にも認められないかもしれない、それでも尚。。。
「誰かが始めなくてはならない。たとえ見返りがなく認められなくても、誰かがやらなければならない。まずは、あなたから始めるのだ」

損得を超えた世界。
その行動を正しいと思う人が、それを行動を起こせばいいだけなのです。
相手からの見返りを求めずに、まずは自分から始めて見ましょう。

 

 

 

 

5. 全ては自分次第

他人に自分の意見や行動などを否定された時、あなたはどう感じますか?
攻撃されたと感じますか?
自分自身が否定されたと感じて落ち込みますか?

ひょっとしたら相手の方は、あなたのためを思って言ってくれたのかもしれませんよね。
これはあなたが他者を敵とみなし自分は劣っている人間だと認識すると、他人のしてくれたことを攻撃と捉えてしまいます。
反対に、他者は親切な存在で自分は愛される人間だと認識すると、他人のしてくれたことは親切と捉えることができます。
相手の行動を親切ととるか攻撃と取るかは自分次第なのですね。

反対に、相手と違う意見を伝えたい時はどうしましょう。
まずは共感、そのあとで自分の意見を伝えましょう。
共感してもらうと嬉しくなりますよね。

返報性の法則というものがあります。
いいことも悪いことも相手にしてもらったことを返したくなるというものです。
共感してもらうと、自分も相手の意見の中に共感できるものはないかを探し、共感を返したくなります。
こうすると違う意見を言いつつ、対立ではなく対話ができるようになるのです。

共感こそが共同体感覚なのです。

 

 

 

 

6. 永遠の視点

質問です。
あなたは会社という共同体に属しています。
その会社で、利益のために不正が働かれているのを知ってしまいました。
あなたはどうしますか?
自分が属している会社という共同体の利益を優先しますか?

アドラーは「相反する社会要求の複雑な問題に対しては永遠の視点から見るように」と言っています。

永遠の視点????
これは、目の前の人の利益よりも、学校や全体を、学校や会社よりも国全体を、国よりも世界を、世界よりも宇宙を・・・というように、目先の共同体よりももっと大きな共同体を考えるということです。
そうすれば、抗しがたい要求、恐れから来る誤ったものの見方、不安や歪んだ目的から離れて社会生活の基本的なルールを考えることができるのです。
ぜひ、永遠の視点をもって、より大きな共同体を大切にしましょう。

 

 

 

 

7. 信用と信頼

信用と信頼の違いがわかりますか?

信用とは、その人の過去の実績に対しての評価です。
うそ偽りのない言行が相手の求めるものに応える働きをした結果、信用がつくられるのです。
一方、信頼とは「信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち」のことをいいます。

このように見てみると、信用は「実績」に、信頼は「人柄」によるものになりますね。
また、信用は「過去」から判断するものに対し、信頼は「未来」に期待するものだとも言われています。

信頼とは、たとえ裏切られても裏切られても相手を信頼すること。
裏切るかどうか間違えるかどうかは、自分の課題ではなく相手の課題なんですね。
また、先ほど述べたように、信頼は「未来」に期待するものでもあります。
なので信頼とは、無条件で相手の未来や可能性を信じることなのです。

しかし会社は無条件で人を信用しません。
条件付きの信用で動いています。
会社での信用と個人的な信頼は全くの別物になります。
仕事で実績を残して会社に信用されていても、人間的に信頼できない人っているでしょ?笑

共同体感覚で、より大切になるのは信頼です。
「自己信頼」と「他者信頼」が共同体感覚にとても重要となるのです。
他者を無条件で信頼するように、自分のことも無条件で信頼してあげて下さいね。

 

 

 

 

8. 頼る、甘える、任せる

何でもかんでも自分一人で頑張ってしまうと疲れてしまいますよね。
ですが、人に仕事を任せられない人っていませんか?
これ、人も自分も信頼していないからなんですよ。

相手を仲間だと認識し信頼すれば、頼って甘えて任せることができますよね。
同様に、自分が誰からも愛される存在だと信じ、また、怠け者ではないと信じていないと人に甘えることはできません。

また、人に甘えられたり任せられたりすると、信頼されているんだと感じることができて嬉しいですよね。
任せるということは共同体感覚そのものであり、勇気づけの実践そのものなんです。

人は一人では生きていけません。
共同体の中で生きています。
同じ共同体でも、各々が一人で頑張っている世界より、お互いに助け合っている世界の方が幸せですよね。

人を信頼して頼りましょう、甘えましょう、任せましょう。
そして頼られた時は喜んで応えましょう。
そういう優しい世界にあなたがしていきましょう。

 

 

 

 

 

9. 後編宿題

毎日誰かを喜ばせる

相手からの見返りを求めずに、まずは自分から始める

自分と異なる意見を攻撃とみなさない。相手と違う意見を言うことを恐れない

目先の共同体よりももっと大きな共同体を大切にする

会社のルールは信用で動くが淡々とこなす。しかし対人関係は裏切られても信頼する

相手を信じ、自分を信じて、頼る、甘える、任せる

 

 

 

 

10. まとめ

幸せな人生を送るためには有益な人を目指すとよい、と一番最初に書きました。
有益な人とはどのような人のことを指すのか、おわかりいただけましたでしょうか。
自分の利益や幸せだけを追求するのではなく、共同体に貢献できる人のことですね。
共同体に貢献するためには「自己受容」「自己信頼」「他者信頼」が必要です。

自分を受け入れていないと他人を受け入れることなど到底できず、そこには信頼も存在しません。
まずは自己受容です。
ダメなところばかり数えるのではなく、どんな自分でも受け入れ愛してあげてください。

「もしアドラーが上司だったら」は、アドラー心理学をビジネスシーンでも活用できないかと書かれた本です。
3時間くらいでさっと読めてしまえるので、アドラー心理学の入門としては良いと思います。
アドラー心理学は人生に活用しやすく、そしてとても優しいですよね。
実は私もこれが入門書となり、アドラー心理学をもっと勉強したいと思うようになりました。

まずは、今日、いま、自分から
有益な人になるべく行動を起こしましょう!

人生はとてもシンプルだ!!!!!

 

 

 

 

 

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