もしアドラーが上司だったら(前編)

こんにちは。toccoです。

今回は、数年前に大ヒットした「もしアドラーが上司だったら」を読んでみました。
本書は、アドラー心理学をビジネスシーンで活かすために書かれたものですが、もちろんビジネスシーン以外にも十分活用できます。

本書は、冴えない平サラリーマンりょうくんが、アドラー心理学を学んだ新しい上司ドラさんに宿題を出され、それを実践していくことで社会人としても人間としても成長していく物語です。
この記事の最後に、ドラさんがりょうくんに出した宿題の一覧をまとめています。
気になる方は実践してみてくださいね!

 

もくじ

1. アドラー心理学ってなに?
2. 人の成長は勇気からはじまる
3. 失敗はどう捉えたらいい?
4. 全ては自分が決めたこと
5. どんな自分でも受け入れる
6. 前編宿題
7. まとめ

 

 

1. アドラー心理学ってなに?


アルフレッド・アドラーは、オーストリア出身の心理学者で、フロイト、ユングと共に3大心理学者のひとりといわれています。アドラー心理学とは、アドラーが創始し、後継者たちが発展させてきた心理学の体系のことを指します。

アドラー心理学は主に、「勇気(心のガソリン)」「共同体感覚」のふたつが中核概念をしめています。
本書はこのふたつを基軸として物語を展開していきます。
そして、最終的に私たちが目指すべき姿は「有益な人」です。
では、「勇気(心のガソリン)」と「共同体感覚」とは何か、「有益な人」とはどういう人か。
早速みていきましょう!

 

 

2. 人の成長は「勇気」からはじまる

出来ていないところばかりに注目することで、自分を成長させようとする人がいます。
「自分はあれもこれも出来ていない。だから頑張らないといけないんだ」
「あの人は△△が出来ているのになんで自分は出来ないんだ。もっと頑張らないと」

これって心が疲れてしまいませんか?
出来ないところばかりに注目し、自分を責め続けてばかりいると、成長どころかやる気がどんどん削がれていきます。

そうではなく、出来ること、出来たことに注目しましょう!
人間は、自分には能力がある、自分には価値がある、そのような「勇気(心のガソリン)」で満たされると、放っておいても「もっともっと」とさらなる優越を目指すのです。

たとえ、その「出来たこと」が大それたことでなくてもいいんです。
「朝、決められた時間に起きれた」「歯を磨けた」「遅刻しないで到着できた」こんなことでいいんです。
人の1日は95%の「出来たこと」で成り立っています。
95%も出来ているのに、たった5%を気にして自分のやる気を削いでいてはつまらないですよね。

慣れないうちは声に出して自分を褒めてあげるといいでしょう。
「〜が出来た私ってすごい!」
決して馬鹿らしいなんて思わず、まずはやってみましょう!

 

 

3. 失敗はどう捉えたらいい?

では、実際に起きてしまった失敗はどのように捉えたらいいのでしょうか。
失敗にばかり注目すると、そこにしか目がむかなくなります。
それを一歩引いて、その出来事を多面的にみてポジティブな面に注目し、失敗はただ見つめる。注目しない。

例えば、仕事でミスをしたとします。
「このミスでいったい会社にどれくらいの損失を与えてしまったのだろう。上司に怒られるな。嫌だな」
これはネガティブな面にばかり注目していますね。
そうではなく、ポジティブな面に注目してみると「ミスをしたけどこれは自分の経験になるはずだ。今後に生かせるぞ」となるわけです。

私は常々「物事はただの事象でしかない。それにどのような意味をつけるのかは自分次第だ」と言っています。
起きた物事に、良いも悪いもないんですよね。
それを良い出来事にするのも悪い出来事にするのも、全て自分次第なのです。

このように、今の見方とは違った見方をすることで、それらの意味を変化させて気分や感情を変えることをリフレーミングと言います。
この方法を身につけておくことで、人生は有益な出来事ばかりになりそうですね。

ただし!!!
ここで注意していただきたいことが「無理やりポジティブになろうとしない」ことです。
ネガティブなことをなかったことにして、良い面ばかり見ろということではありません。
ネガティブな事はネガティブとして認める。ただ、みる。しかし注目はしない。

 

 

4. すべて自分が決めたこと

アドラー心理学では「やりたいけど出来ない」というような矛盾を「人生の嘘」と呼びます。
き、厳しい〜( ;∀;)

例えば、やりたくないと思いながら、あなたは仕事をしているとします。
それならば、やらなければ良いのです。
「生活費を稼ぐために仕方ないじゃん」
それならばそれは、生活費を稼ぎたいから働いている=やりたいからやっている、という事になるのです。

意識と無意識は葛藤することはありません。
「痩せたいけど食べたい」ではなく、単に「食べたい」のです。
「上司に命令された山盛りの仕事はやりたくないけど、今の仕事は続けたい」
これは葛藤でもなんでもなく、「やりたくないからやらない」「今の仕事を続けたいから山盛りの仕事を片付けたい」
このどちらかしかないのです。
やらされていると思っていたことでも、すべて自分で決めていたのですね。
やりたいからやっているのに、やりたくないだなんて自分の気持ちに嘘をついたり歪曲してはいけません。

否認・抑圧・歪曲しない。
自分の気持ちに嘘はつかない。
けれど行動は自分の意思で選択し、自分の決断に責任を負う。

このように、私たちは今までの人生や性格を自分で決めてきました。
そして、これからの人生も全て自分で決める事ができるのです。
そう考えると未来にワクワクしますね。

 

 

5. どんな自分でも受け入れる

人と自分を比べてしまい、自己嫌悪に陥ることってありませんか?
「あの人はあんなに仕事が出来て指導力もある。それに比べて仕事ができない自分はなんてダメなんだ」
このように考えてしまうのはつらいですね。
これは「機能価値」と「存在価値」をごちゃ混ぜに捉えてしまっているからなのです。

「仕事ができるかできないか」という機能価値と自分自身の存在価値は関係ありません。
それをごちゃ混ぜにして自己否定ばかりしていると、心に余裕をなくし、上手くいくものも上手くいかなくなります。
反対に、どんな自分も受け入れ「存在価値」をあげる事で心に余裕が生まれ、肩の力が抜ける事によって自然と「機能価値」も高まっていくのです。

自己肯定(条件付き)よりも自己受容(条件不要)!!
何をしなくても、どんなあなたでも、そこにいるだけであなたは素晴らしいのです。

 

 

6. 前編宿題

出来なかったことより(負の注目)も、出来たことに注目(生の注目)する。

多面的に意味つけてみる。ポジティブな面に注目する。

無理矢理ポジティブになろうとしない。ネガティブな自分もただ見る。

やりたくないならやめる。やりたいならやる。やらされてると嘘をつかない。

機能価値と存在価値をごちゃまぜにしない。ありのままの自分を受け止める。

不完全な自分をそのまま抱きしめて自己受容する。

 

 

 

7. 前編まとめ

本書では、前編は主に「勇気(心のガソリン)」を中心に描かれています。
自己否定しても、他人のせいにしても、何もいいことはありません。
まずは自分を無条件で愛し満たしてあげましょう。
そうすることで「勇気」が湧いてきます。
「勇気」が湧いてくることで全てがうまく廻り始めます。

しかし、自分の愛し方がわからない人も中にはいるでしょう。
簡単ですよ。
あなたが愛する人に接するように、自分に接してあげればいいのです。
あなたの愛する人にも欠点はありますよね。
そして、あなたはその欠点も含めて愛していますよね。
愛に条件はありません。
全てを許し、不完全なあなたをそのまま受け入れてあげてください。
愛が全てのベースになります。

それでは、いよいよ後編で「共同体感覚」を学んでいきましょう。

 

 

 

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